• みんなの日記

    メンテナンス休園にて

    皆さんこんにちは!

    お魚担当正木です!

     

    魚類チームとしては年が明けてから1発目の投稿です!

    今回はこちら。

     

    \\年に一度の貯水槽掃除//

     

     

    貯水槽とは、外の海から汲み上げた海水を溜めておく場所です。

    外の海が濁ってしまった時に海水を引けなくなってしまっても、

    ここに溜めてある海水を使う事で、何日かはもつというもの。

     

    約53トンあるので、そんなに無駄遣いしなければ何日かはしのげる

    のですが、天然海水を引いているので一年使えば貝や泥が沢山つきます。

     

    そのままにしておくと汚れが溜まる一方なので、年に一度掃除をするわけです。

     

    具体的には貝などの付着生物をスクレーパーで落とし、回収します。

    そして、泥も一緒にかき集めて除去します。

     

     

     

    ちなみに、貯水槽には蛍光灯なんてものは無いので、投光器で照らしながら。

     

     

     

    そして、水位を管理しているフロート掃除も欠かせません。

     

     

    これをしっかりやっておかないと、水位が下がっているのに海水を汲み上げなかったり、

    逆に海水がオーバーフローしていても汲み上げ続けたり、様々な不具合が発生します。

     

    非常時の貯水用ではありますが、普段からここを介して各水槽に海水を送る為、

    フロートは大事な役割をしています。

     

     

    なにより、この貯水槽掃除において正木が唯一楽しみにしているのはこちら

     

     

    貯水槽は外から海水を引くため、微小な状態で入ってきた生き物がここで

    成長して大きくなります。

    今回はニセクロナマコ、トラフナマコ、マナマコ、テツイロナマコ、

    マダラウミウシなどが採集出来ました!

    中にはマガキ、ムラサキイガイなどをはじめとした、淡島ではよく見られる貝の

    仲間や、ユキミノガイ、カメノテ、アカボヤなども見られる場所なんです。

     

    何度も言いますが、貯水槽掃除において正木の楽しみはこれしかありません。

    生き物見つける為にやっていると言っても過言ではありません。

     

    そんな私情は置いておいて、今回も4時間程かけて掃除を終えることが出来ました。

    来年はどんな生き物に出会えるのか、、、(違う)

     

    それではまた!