-
みんなの日記
標本作りも飼育員のお仕事!
皆さんこんにちは!
お魚担当マサキングです!
ブログをご覧の皆さんは「ウニのカシパン祭り」にはご参加いただけましたか?
毎年、クセの強い展示でお届けしておりますが、なかなかご好評頂けているようで!
感想もたくさんいただいております!
(Twitterもひそかにエゴサしております 壁|@ω@)
今回はそんなパン祭りで展示している骨格標本を作っている裏側の紹介!
こちらは「作業台」
名前そのままで、標本やキャンドル作成などスタッフが作業をするときはここを使います。
(いろいろ手を出しすぎて散らかっているのはご容赦)
今も様々な標本を作っているのですが、いくつかご紹介します!
ゴミではありません。宝です。
「マダラウニ」というウニの棘と砂がごちゃ混ぜになっているのですが、先日飼育していたマダラウニが死亡したため骨格と口器を取るついでに砂の上に散らばっていたトゲも回収しました。
この後、ここからトゲだけを取り出して保存します。
自分で採ってきてなんですが、正直やりたくない。
これがマダラウニの骨格(右)と口器(歯)(左)。体に対して口器が大きい!
徐肉や漂白の為に塩素に浸けるのですが、塩素が濃すぎたり全部浸かってしまうと骨格頂上の「頂上系」まで落ちてしまい、完全な骨格標本として残せなくなってしまいます。
頂上系に浸からない程度の深さで浸けて、かつ頂上系の徐肉もする。
現在練習中です。(今回のマダラウニは上手くいきました!)
口器も死亡してから時間が経つと繋いでいる組織が溶けるのかバラバラになってしまい、完全再現が難しくなります。
今回は早い段階で取り出せたので形を保っています
これも口器なのですが、「タコノマクラ」という砂に潜るウニの口器です。
これも大体バラバラでとれるのですが、パズルのように合わせて形にしていきます。
砂の上にいるウニたちとはだいぶ形が違いますね!
その他にも、飼育していて死亡した個体の骨格を取っているものがちらほら。
頂上系が落ちているものも多いですね(笑)
乾燥して完成したら小西主任のウニの城(正木命名)へ。
これが表に出ていくわけです!
さて、作業台の紹介をしようと思ったらウニの骨格の話がほとんどでしたが、まあよしとしましょう!
ウニのパン祭り期間中ですし!(強引)
こういった裏側はバックヤードツアーでも見ることができます!
まだ見たことが無い人はぜひ参加してみてください!
それでは!