あわしまマリンパーク

みんなの日記

みんなの日記

ペンギンの体のお話

こんにちは!

今日はペンギンたちの体のある一部分をよ〜く観察してみましょう。


null

可愛い顔♡


を、さらに寄ってみます。


null
「くちばし」



ごはんである魚を確実に捕えられるように、上の嘴は鉤爪状に湾曲しています。

今回はこの上嘴の中央に注目!!


null
ここ!ここです!!




何だか分かりますか?
ゴツゴツしているのでこれだけ近寄らないと分かりづらいのですが、これは「鼻の穴」です。



ペンギンプールの近くにいると、たまにある音が聞こえてきます、





「…ックシュン!!」





ん??
誰かくしゃみした?



ペンギンプールの近くでくしゃみの音が聞こえたら、それはおそらくほとんどの確率でペンギンたちです。

ペンギンもくしゃみのような行動をするのですが、その行動にはしっかりと意味があるんですよ。




ペンギンたちのこの「鼻の穴」の部分を、「塩類腺(えんるいせん)」といいます。



塩類腺とは、過剰に摂取した塩分を排出する器官です。
海で生活しているウミガメや、ペンギンなどの鳥類に存在します。



よく、ウミガメの産卵シーンで母ウミガメが卵を産みながら涙を流している姿をニュースなどで見ますよね。


ウミガメは塩類腺が目の近くにあるため、泣いているように見えるのです。


ペンギンでは、鼻腔にたまった塩分を「…ックシュン!!」とくしゃみのような動きで排出します。



余分なものを体外に出す、という意味では人間のくしゃみと一緒ですね。



クシュン!!とした後、ほとんどの頻度でさらに塩類を飛ばすため、首をトルネードのように動かします。


null
トルネード寸前の「フンボルトペンギン、のげくん」



なかなか見られない光景かも??と思うかも知れませんが、それが意外と結構な頻度で行っています(・∀・)b




ペンギンプールの前でじぃ〜〜〜っと観察してみてください♪
可愛い行動が見られると思いますよ✩.*˚



それでは!
段々と蒸し暑くなってきましたが、こまめに水分補給をして暑い夏を乗り越えましょう!


海獣チームくにちゃんでした(´∇`)♪

21/07/07:飼育員ブログコメント(12)

PAGE TOP